南アフリカ初等教育省大臣主催「Math Indaba」会議に参加しました

南アフリカ初等教育省大臣主催「Math Indaba」会議に参加しました

2016年12月12日~15日に開催された、初等教育省大臣主催の算数会議「Math Indaba」に、JICAの方とともに、SAPESIも参加してまいりました。

今回の会議は、南アフリカの初等教育省が識字率の向上とともに重要課題と位置づけている「算数」の能力向上のために開かれたものです。当日は各州の教育省の算数担当、教科書出版や算数教育に関わる大学教授、団体など約100名が参加しました。内容は、算数教育における様々な問題点や改善策の提示、他国の算数教育の比較など多岐にわたりました。

南アフリカでは、母語である部族語がある中、小学4年生から全ての授業を英語で学習します。その際、英語が壁になり算数の理解にも問題が出てきている現状が指摘されました。また、小学校低学年の算数教育で基礎をきちんと教える重要性が主張されました。

 

また、JICAの南アフリカでの取り組みもよく認知されているようで、多くのスピーカーからJICAやJapanの名前が登場し、日本の算数教科書や算数セットを紹介したプレゼンテーションも、皆さん大変興味深く聞いていたようです。SAPESIは、日本の「算数セット」の紹介ブースをJICAと共同で設けました。

初等教育省大臣も、日本の「算数セット」に非常に高い関心を示されました。

1    3unspecified

Motshekga大臣に算数セットを説明する理事長の蓮沼  Sapesi-JICA 算数セットデモコナー

2 4unspecified

Motshekga大臣、Surty副大臣を囲んで(SapesiJicaメンバー)    会場の様子;壇上はSurty副大臣