南アフリカ・ダーバンにて、児童書寄贈式典が開催されました
南アフリカ・ダーバンにて、児童書寄贈式典が開催されました
2016年9月8日の「International Literacy Day」 を記念して、K-line(川崎汽船株式会社)南アフリカのダーバン本社にて、児童書計2,940冊の寄贈式が行われました。この児童書は、地元Kwa Zulu Natal州教育庁が運営する図書館車で使用されます。Kwa Zulu Natal州には、日本(Sapesi-Japan)から寄贈された8台の図書館車が運行しています。
計2,940冊の児童書は、アメリカとドバイのソニー社員有志が集め、K-lineが南アフリカまで海上輸送したものです。ダーバン港到着後、K-line南アフリカの社員が社会貢献の一環として、Sapesiのアドバイスのもと、書籍の点検・振り分け作業を行いました。その模様は、地元有力メディア「Media24」でも取り上げられました。記事はこちらからご覧ください。
これまでは、海外のソニーグループ各社から寄贈された児童書は、ダーバン港到着後、通関を経て南ア中央部にあるヨハネスブルグまで陸送し、ソニー南アフリカ社員が書籍の点検作業を行っていました。しかし、国内の輸送費や環境負荷も考え、またK-line南アフリカより申し出をいただき、今回はダーバンにてK-line社員による作業となりました。
児童書寄贈式典は和気あいあいの雰囲気の中執り行われ、K-line南アフリカのLance Pullan社長より励ましの言葉をいただきました。また、Kwa Zulu Natal州教育庁学校図書部のKhanyi Dubazana部長より感謝の言葉と、さらに多くの学校に本を届けたいとの言葉が述べられました。
Sapesiの蓮沼理事からは、「世界的な資源安のあおりで南ア政府の財政難、文部予算の伸び悩みで図書予算削減の南アの現状を考えると、この世界規模の集本にK-line南アフリカが積極的に参加して頂けるのは大変有意義です」と感謝の言葉が述べられました。
図書館車が運行するMmlazi地域の小学校の生徒が式に特別参加し、図書館車からの本のお蔭で英語力が増したことを、自作の詩や、感謝の作文発表で披露してくれました。
また、この式典をきっかけにK-line南アフリカの本社、支店で社員による児童書寄贈のキャンペーンを開始する予定です。